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ほてる大橋館の湯
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じゃらん 嵐の湯
交通 JR越後線「岩室駅」下車、タクシー10分(予約により、無料送迎有)
駐車場 あり
特徴・見所

 新潟県岩室温泉にある温泉ホテルです。15種類の薬石を床一面に敷き詰め、薬石に熱を加えて温泉を蒸気化し、薬石の鉱物と温泉の鉱物を室内に大量に充満させた『嵐の湯』が好評です。

 室内は45℃とサウナ(約90℃)よりもずっと負担が少なく、しかし薬石に温泉水をしみ込ませ、それを蒸発させるという方法で温泉の粒子を細かくし、人体に吸収させやすくすることにより、効能効果を大幅に上げることを可能としています。予約などは特に必要なく、日帰りでも入れますし、チェックイン後に申し込めば宿泊中に何度も入れるパスポート(2000円)も用意していただけます。
ほーりー記

ほてる大橋館の湯ホテル内
 新潟駅から電車で約45分。事前に到着時刻をホテルに告げていたので、岩室駅を降りると駅の前にホテルの方が車を停めて待っていてくださいました。そこから車で10分ほどの所にあるのが岩室温泉の旅館街です。

ホテル内客室
 ほてる大橋館の湯は、かなり規模の大きなホテルです。入り口にはかがり火が焚かれており、中に入るときれいなロビーがあります。敷地内には建物に沿って続く日本庭園があり、廊下を歩きながらその広さには驚いてしまいました。

 私達は家族四人で泊まったのですが、部屋は2間続きの和室でトイレや洗面所、お風呂もついていました。ホテルの内部を探検すると、土産物屋やコーヒーラウンジ、ラーメン屋なんてものまであります。そこを抜けると温泉があり、開放的な露天風呂でゆっくりと息をつくことができました。

嵐の湯嵐の湯案内板嵐の湯のパス
 しかし、本命はやはり『嵐の湯』です。こちらは宿泊者であれば2000円で何度でも入ることができます。「え〜、さらにお金がかかるの!」という感じですが、それ以上の価値はありました。

 パンフレットを見ると「温泉よりすごい!」「サウナよりすごい!」「岩盤浴よりすごい!」とありますが、伊達ではないです。もともとは山形東根温泉・秋田玉川温泉や理学博士の川田薫氏などの研究により開発された岩盤風呂で、それが展開されたものの一つがここの『嵐の湯』です。

 『嵐の湯』に入るには、いくつかのコツがあります。それらは入るときに説明をして頂けますが、簡単にまとめると以下のような内容です。

ミネラル水と岩塩休憩所
 (一)まずは専用の浴衣が渡されるので着替えます。出るころには汗びっしょりになりますが、入るたびに貸してもらえるので安心です。

 (二)用意されているミネラル水(点滴などにも使われる純水)を飲みます。これは血液の水分を入れ替えるために飲むので、たくさん飲むように進められます。また嵐の湯に入っている時や出た後なども、好きなだけ飲むことができます。

廊下にて  (三)嵐の湯に入ります。入るといってもお湯があるわけではありません。温泉の成分が立ち込める部屋の中に入ります。サウナほど熱くはないので、サウナが少し苦手な私でも楽に入ることができました。中には山・川・海の鉱石が敷き詰められており、この鉱石ミネラルと温泉の成分で汗とともに老廃物を体外に排出していきます。

 (四)10分ほどで外に出て、少し休みます。このとき、浴衣がずっしりと重くなり、ものすごい汗が噴き出しているのが分かりました。ミネラル水を飲んで水分補給したり、用意されている塩をなめたりしながら、2〜3回嵐の湯と休憩を繰り返します。

 (五)最後にシャワー室で軽く汗を流します。このとき、老廃物を排出した皮脂腺が開いているので、シャンプーや石鹸は使わないことがポイントです。

嵐の湯の本
 この温泉療法は水虫やアトピーの方、痔・便秘の方、花粉症の方、血行障害・肩こりの方など、幅広く効き目があります。神経痛や偏頭痛、皮膚炎などにも効果があるそうです。

 私は右肘の裏や左の脇辺りなど、ときどき湿疹のようなものができて、かゆくなることがあるのですが、ここに入ってから1週間ほどしてきれいに消えたときには本気で驚きました。その後も湿疹が出ないわけではないのですが、前より良くなっているように思います。

松茸のてんぷら
 また温泉のもう一つの楽しみである食事ですが、9月に行ったので秋の味覚満載でした。松茸の土瓶蒸しやほうれん草の松茸合え、お刺身で巻いたり、釜飯、鍋など、一生分の松茸を食べたんじゃないかというくらい松茸尽くしでした。

 帰りは弥彦神社に行きたかったので、車でそこまで送ってもらえ、旅館の方も本当に親切な方ばかりでした。満足度120点の温泉旅行でした(あまりに良かったので、ホテルで売っていた『嵐の湯』の本も買ってきてしまいました)。



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